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喪服に必要な着付け小物リスト

着物をお召しになるには、腰紐や伊達締めなどいくつかの着付け小物が必要となります。
必要な着付け小物のリストと詳細をお伝えいたします。

喪服の着付けに必要な着付け小物リスト

喪服を着付ける方の経験や着付技術により必要とされる着付小物が変わって参ります。
また、便利小物のご使用によりましても、必要なものや必要本数が変わりますので、お手持ちの着付け小物の中で便利小物が含まれる場合には本数を差し引いてご参考にしてくださいませ。

  • 腰紐4~5本
  • 伊達締め2本
  • 補整タオル2~3枚
  • お太鼓枕
  • お太鼓枕用ガーゼ
  • 帯板(前板)

腰紐4~5本

着付けをされる方の着付け技術により1~2本の腰紐でも着付けは可能ですが、(1)補整に1本、(2)長襦袢に1~2本、(3)着物に2本のご準備がありますと安心です。
長襦袢丈がお召しの方に合わせられた寸法の場合は着丈の調整が不要となりますので1本、長襦袢丈が長い場合は2本使用して調整します。

伊達締め

伊達締めは、(1)長襦袢に1本、(2)着物に1本が必要となります。
ただし、お持ちでない場合は伊達締めを使用しない着付けも可能ですが、伊達締めをされることで着崩れしにくくなりますので、お持ちでしたらご使用をお勧めいたします。2本お持ちでない場合は1本だけでもご使用されると安心ですね。

補整タオル

ご挨拶で頂くような薄手のタオルを2~3枚。
補整用には、その方の体型に合わせてたたみ方を変えられるタオルがお勧めですが、補整専用に作られた補整着をお持ちでしたら、タオルの本数は少なくなります。

上質な厚みのあるタオルは補整には不向きです。ご挨拶で頂くような薄手のタオルをお持ちでない場合は、お手持ちのタオルの中でも特に薄いものをお使い頂くと良いですね。

体型により補整に使用する場所や本数が異なりますが、最低でも腰には補整が必要です。腰に補整をすることで帯結びの仕上がりにシワが寄ることを防げます。

弔事の着付けの場合には補整のし過ぎでいかにもつくられた身体となることは避けられた方がよろしいかと思います。その為、少し控えめにされますと違和感がなくなります。また、喪服をお召しになる年齢の頃は体系的にもふっくらとされる場合が多く、補整をし過ぎますと黒共帯(喪服用の名古屋帯)が短く感じられ結びにくくなることもありますので控えめにされる方がよろしいかと思います。

お太鼓枕

帯結びにはお太鼓枕が必要となります。慶事には大きめで厚みのあるお太鼓枕を使用しますが、弔事には大きさと厚みは控えめなお太鼓枕がよろしいですね。

いくつかお太鼓枕をお持ちの場合、お手持ちの中で厚みと大きさが控えめなお太鼓枕をお使い頂くと安心ですね。

お太鼓枕用ガーゼ

紐がついているお太鼓枕もありますが、お太鼓枕にガーゼをかけて使用しますと背へ当たり具合や安定感が良くなります。お太鼓枕専用のガーゼも販売されていますが、医療用の30cm幅の薄手のガーゼを約120cmほどにカットしたもので充分です。
※長さは体型やお好みにより加減してくださいませ。

帯板(前板)

帯板はいろいろなタイプがありますが、大きく変わる点はありませんのでどのようなタイプでも構いませんが、縦幅が15cm以下の帯板であることをご確認くださいませ。

振袖のお誂えの時に併せて購入された着付け小物の場合、振袖用としての帯板は幅の広いものをお持ちの方もいらっしゃいます。
振袖の場合は前の帯幅を広くした帯結びになりますので、振袖専用として幅も広いものが用意されます。
喪服の場合に合わせる黒共帯は帯幅は約15㎝となるため、振袖用に合わせられた帯板を使用すると帯板が帯から出てしまうために使用するには無理があります。

幅15㎝以下の帯板がお手持ちにはなく、すぐに必要な場合には厚紙を代用品としてお使い頂けます。
縦幅は15cm以下、横幅はご自分の横幅に合わせて帯板のようにカットします。

帯板をせずに帯締めをしますと、帯にシワが寄りやすくなりますので、代用品の厚紙が頼りになります。


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