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喪服着付けの補整

着物の着用では補整をするものと聞いたことのある方は多いと思います。
普段の着物では、補整を必要とされる方、補整は必要でないとされる方で考え方が違ってきます。ファッションの一つとして考えてもよい為、着付け方法にも個人差がありますね。ただ補整をして着付けをされた方が見た目はやはり美しく仕上がります。

礼装ではやはり補整をしてから着物をお召しになることをお勧めいたします。正統派の着付けであればどこへ出ても恥ずかしくありません。

着物の着付けに詳しい方、過去に着付を習われた方ですと、着物の着付けにはタオルは補整として必要とご存知ですのでご自身でご準備くださる方が多いです。しかしお着物は全く初めてです・・・という方は当然補整にタオルが必要ということはご存じありません。

貸衣装をお願いする際、葬儀関係者や貸衣装屋さんから「タオルをご準備くださいね」という言葉を頂けることも稀のようで、着付開始時にはタオルがないことも珍しくありません。

タオルがなくても着付技術でカバーはできますが、薄手のタオルを2~3枚ご準備頂けるとよろしいかと思います。

着付けに補整用タオルが必要な3つの理由

補整用着付け小物を販売されていますが、あえて補整補用品を購入する必要はありません。一般家庭で使われているご挨拶に頂くような社名入りの薄手のタオルを2~3枚ご準備頂ければ充分です。決してフカフカの高級タオルはお持ちになりませんようお願いいたします。厚手のタオルは着姿に影響しやすく、着付けには不向きです。使い古しのタオルでも充分ですので薄手のタオルをお持ちになられてくださいませ。その方が着付師としては大変助かります。

タオル補整で和装に相応しい体型へ

和装では茶筒の体型になるようにくぼみのあるところへタオルで補整をします。ウエスト・腰・衿下の三ケ所に補整を致します。体型によっては省ける場所もありますし、季節によってはタオル補整を好まれない場合は省くこともあります。お召しになられる方と着付師が相談させて頂きながら進めますのでご安心くださいませ。

補整がクッション材となり体への負担の軽減

着付けでは紐を数か所に用います。その時、タオルの補整がありますとクッション材となってくれますのでお身体への負担が軽減されます。慣れていらっしゃらない喪服をお召しになることでお身体は大変お疲れになります。せめてタオルの補整をすることで紐の喰いこみなどを感じることなくお過ごし頂けますようにタオル補整をお勧めいたします。

補整が汗を吸収することで着物への汗の浸透を軽減

和装は身体へ密着しておりますので大変温かいお召し物となっています。ウエスト周りには帯がしっかりと巻かれている為、汗をかきやすくなります。タオルの補整をすることにより、着物や帯への汗移りを軽減してくれます。着用後の喪服の管理も楽になります。

衿下・ウエストの補整用品

ウエスト・ヒップの補整用品


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