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喪服レンタル「貸衣装」を利用される時の注意点

ご自分の喪服はお持ちでも、急な葬儀で慌ただしいこともあり喪服レンタルをご利用される方は多いですね。葬儀屋さんとの打ち合わせで、喪服着用の場合のお手配もして頂けることから、便利な流れとなっています。

喪服レンタル「貸衣装」にする理由

  • 手間が省ける
  • 足りないものを気にする必要がない
  • 喪服着用後のお手入れの心配が要らない
  • 汚れを気にしなくていい
  • 親族の分をまとめて依頼できる

など、の理由が多いようです。

お着付けに参りますと、「私ね、喪服はあるのよ。だけど用意が大変で・・・」というお声をよく聞きます。

着物一式や、着付け小物、草履やバッグ、それぞれにしまう場所が違うことが多いですから、全て揃えるには時間がかかります。喪主様ともなりますと自分への時間はあまりかけられないことが多い為、「レンタルで良いわ」となるのでしょうね。

喪服の寸法

お洋服と違って和装は寸法ピッタリでなくてもお召しになれますので、大まかに「M寸で良いわ」との流れが多いようです。貸衣装屋さんにもよるのでしょうけれど、「S・M・L」や「並寸・大寸」など表示を良く目にします。

お背に合わせてサイズをお決めになる方が多いと思います。着付師の立場からしますと、身長を参考にされると同時に、ヒップにも合わせて頂けたらと思います。

例をあげますと、身長が155cm、ヒップが100センチを超えていらっしゃる方の場合、MサイズではなくLサイズでレンタルして頂きたいと思います。

理由は、身幅(みはば)が足りなくなってしまうこと、着物の上前が合わさり足りなくなる為です。お召しになることはできますが、多少の無理が生じてしまうのは事実です。窮屈ですと、ご本人様も動きにくいこともあると思いますし、裾の乱れも気になると思います。
ワンサイズ大きめをお選びいただいても、大きすぎてしまう着上がりにはなりませんので、ヒップに合わせてのレンタルをお勧めいたします。

貸衣装に含まれるもの、含まれないもの

貸衣装やさんによって、レンタルセットに含まれるもののリストが違ってまいります。

貸衣装に含まれるもの、ご自身で準備しなくてはならないものを良くご確認くださいませね。お分かりにならないことは担当者へご質問されますとお答えを頂けます。まずは何を自分で準備しなくてはならないのかを聞いてみましょう。

肌着のご準備はご自身でされるようになると思います。

喪服着用で、ご自身が準備するもの

  • 肌襦袢(はだじゅばん)
  • 裾除け(すそよけ)
  • 足袋(たび)
  • 補整用のタオル

この中の補整用タオル以外は、貸衣装と一緒にお願いすることも可能なところが多いかと思います。
肌着に関しては借りるのではなく、ご購入になりますのでレンタル料金とは別に費用が掛かります。新品の肌着が、貸衣装と一緒にご準備頂けます。

補整用のタオルはご自宅でお使いの薄手のタオルをご準備くださいませ。高級なフカフカのタオルは補整には適しません。2~3枚ご用意いただけましたら補整としては充分な枚数です。

※夏の暑い季節や、お客様の体型、その日の体調によりまして、使用する場合しない場合がございます。


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